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No.114新着 宮崎駿 手描きの冒険を長編アニメの中心に据えた監督

宮崎駿は東映動画のアニメーターから、劇場作品の監督になった。1985年のスタジオジブリ設立後に数々の長編を作り、『千と千尋の神隠し』と『君たちはどう生きるか』でアカデミー賞の長編アニメ映画賞を受けた。

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登録日時
2026年10月29日 13:38
出典を確かめた日
2026年10月29日
分野
俳優と監督
立場
くらさんの考察
タグ
邦画新着アニメ映画新着角川・ジブリ新着監督新着
作品・人物
宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫、久石譲、スタジオジブリ
資料の種類
事典・概説
年代
1979年、2023年

本文と出典

あらまし

宮崎駿は1941年生まれの、アニメーション映画の監督である。
本稿は映画の仕事だけを扱う。
東映動画でアニメーターとして働いたのち、劇場作品を監督し、スタジオジブリの代表作を作った。
2023年公開の『君たちはどう生きるか』が、確認できた範囲での最新の監督作である。

主なできごと

・1941年 1月5日に東京で生まれる
・1963年 東映動画にアニメーターとして入る
・1979年 『ルパン三世 カリオストロの城』。劇場作品の初監督
・1984年 『風の谷のナウシカ』
・1985年 高畑勲、鈴木敏夫らとスタジオジブリを設立
・1986年 『天空の城ラピュタ』
・1988年 『となりのトトロ』
・1989年 『魔女の宅急便』
・1992年 『紅の豚』
・1997年 『もののけ姫』
・2001年 『千と千尋の神隠し』
・2002年 『千と千尋の神隠し』がベルリン国際映画祭の金熊賞
・2003年 同作がアカデミー長編アニメ映画賞
・2004年 『ハウルの動く城』
・2008年 『崖の上のポニョ』
・2013年 『風立ちぬ』。9月に長編映画制作からの引退が発表される
・2014年 アカデミー名誉賞
・2017年 5月に長編映画制作への復帰を発表
・2023年 7月14日に『君たちはどう生きるか』を公開
・2024年 『君たちはどう生きるか』が第96回アカデミー賞の長編アニメ映画賞

くわしく 東映動画からスタジオジブリへ

宮崎は1963年に東映動画へ入った。
劇場作品の初監督は1979年の『ルパン三世 カリオストロの城』である。
その後、1984年の『風の谷のナウシカ』を経て、翌1985年にスタジオジブリが設立された。
設立には、高畑勲と鈴木敏夫らが加わっている。
ジブリの設立後は、ほぼ数年おきに劇場作品を発表した。
1988年の『となりのトトロ』から2013年の『風立ちぬ』まで、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』などの長編が並ぶ。

くわしく 引退と復帰

2013年9月1日、スタジオジブリの社長だった星野康二が、宮崎の長編映画制作からの引退を発表した。
その後、2017年5月に長編映画の制作に戻ることが発表された。
復帰作が『君たちはどう生きるか』である。

くわしく 『君たちはどう生きるか』

同作は2023年7月14日に公開された。
宮崎が原作、脚本、監督を担い、鈴木敏夫がプロデューサーを務めた。
予告編やCM、新聞広告などの宣伝は行われず、出演者も公開直前まで伏せられていた。
鈴木は、情報がないこと自体が娯楽になりうると語ったとされる。
音楽は久石譲で、主題歌は米津玄師の「地球儀」である。
2024年1月に、ゴールデングローブ賞のアニメ映画賞を日本映画として初めて受けた。
3月10日(米国時間)の第96回アカデミー賞では、長編アニメ映画賞を受けた。
日本映画の同賞は『千と千尋の神隠し』以来21年ぶり2作目である。
日本での興行収入は約94億円で、米国では日本のオリジナル作品として初めて全米週末興行収入の1位になったと記されている。
2026年の新作については、確認できた範囲では見つからなかった。

くわしく 『千と千尋の神隠し』の受賞

2001年公開の『千と千尋の神隠し』は、2002年にベルリン国際映画祭の金熊賞を受け、2003年にはアカデミー長編アニメ映画賞を受けた。
アニメーション映画が、ベルリンの最高賞と、アカデミー賞の双方で評価された例として記録されている。
この受賞が、日本のアニメーション映画を、海外の映画賞の対象として見る流れを強めたと考えられる。
2014年には、アカデミー名誉賞も受けている。
宮崎の作品の特色として、飛行機や空を飛ぶ場面を繰り返し描くことが挙げられる。
『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『風立ちぬ』がその例である。
ただし、これは作品の題名と内容から見た整理であり、出典がこの特色を論じたものではない。

なぜ今も語られるのか

宮崎の長編は、空を飛ぶこと、少女や少年の冒険、自然と人間の関わりといった主題を繰り返し取り上げている。
同じ主題を、作品ごとに違う時代と舞台で描き直してきた点が、世代を越えて見られる理由の一つだと考えられる。
また、日本のアニメーション映画が海外の映画賞の対象として扱われるようになった流れの中心に、宮崎作品がある。

評価の分かれる点

宮崎の作品は、子ども向けの娯楽と、作家性の強い作品のどちらとして見るかで受け止めが分かれると考えられる。
『君たちはどう生きるか』のような、宣伝を控え、筋の説明も少ない作品は、とくに受け止めの差が出やすい。
ただし、本稿は賛否の内訳を確かめていない。

くらさんの考察

引退の発表から復帰までは約4年で、その間にも制作の話は途切れていない。
宣伝をしない公開は、作品の知名度が十分にあり、公開日の告知だけで人が集まる場合に成り立つ方法だと考えられる。
どの監督にも使える方法ではない。

ジージへの問いかけ

・宮崎作品のなかで、最初に劇場でご覧になったのはどれでしたか。
・予告編のない映画を、観客として楽しめると思いますか。
・小津安二郎や黒澤明の世代と比べて、宮崎駿の映画づくりは何が違うと感じますか。

出典

・ウィキペディア「宮崎駿」 https://ja.wikipedia.org/wiki/宮崎駿
・ウィキペディア「君たちはどう生きるか (映画)」 https://ja.wikipedia.org/wiki/君たちはどう生きるか_(映画)

動画

・『宮﨑駿と青サギと…~「君たちはどう生きるか」への道~』7/3ブルーレイ/DVD発売 予告編(ディズニー・スタジオ公式)https://www.youtube.com/watch?v=Zmi4ibfDSIA

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